潜在意識とスプーン曲げ
今回は、むかーしむかし体験した(おそらく)潜在意識を活用したお話です。
私が小学2,3年生だったころ。
テレビでは超能力を扱った番組がたくさんありました。
ミスターマリックが大活躍した時代です。
今思えばただの手品なんですけど、不思議なことが大好きな私は、超能力の存在を一切疑うことなく真剣に番組を見ていました。
番組の作り自体が、超能力がある前提だったので幼い私はあっさり騙されてんたんですよね。
そんな私が、ある日の昼下がりにテレビをみていると、
ある超能力者の番組が始まりました。
いくつかその人が能力を披露したあと、能力者が言ったのです。
「いまから、皆様にスプーン曲げができるようになるパワーを送ります。テレビの前でスプーンを持ってお待ちください。」と。
急いでキッチンへ行き、スプーン(カレーを食べる用のサイズです)を持ってきた私はテレビの前にスタインバイしました。
「このようにスプーンに手を添えて、準備をしてください。それでは、今からパワーを送ります。」
そう超能力者が言い、手をかざした瞬間、
スプーンを曲げることが出来たのです。
大人だってたやすくは曲げられないスプーンが、ほとんど力を入れていないのにぐりゃりと曲がったのです。
驚きました。
超能力は存在すると、真剣に思いました。
でも、大人になった今なら分かります。
それは超能力ではない、と。
仮に超能力があったとしても、私が見ていた番組って時間帯的に考えて再放送なんですよね。
時空を超えて、超能力が発動する?
いやいや、ないでしょう。
それよりも、合理的で納得いく答えがあります。
人間には本来スプーンを曲げる力があるが、それを無意識に制御している。
でも、その力を解除する思い込みをすることで、幼い少女がスプーンを曲げられた、と。
こういう実体験もあり、
人間ってすごい力を秘めているんだと思っています。
そして、そのすごい力を制御しているのは潜在意識だと思っています。
潜在意識を上手に使えたら、
驚くような能力が手に入るかもしれません。